あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
新年早々、ウンコ・・とはいかがなものかとは思いますが、このウンコ座りっていうのはとても意味深い姿勢だと最近感じております。
現代社会では、ほとんどトイレでウンコ座りはしなくなってしまいました。
学校のトイレも、ほとんど洋式に変わってきていると聞いています。
ちなみに、和式では後ろに倒れてしまい、座れない子どももたくさんいますし、ヒザの痛みを訴える子どもも昔に比べてとても多い気がします。
昔は、和式が当たり前で、高齢の人でも毎日数回はウンコ座りをしていたはずなのですが、西洋文化が入ってきて、もうすっかりしゃがむことが無くなってしまいました。
和式トイレでしゃがむことや正座はヒザに良くないとか言われますが、決してそんなことはないと思います。
間違った座り方をすれば痛めることがあるかもしれませんが、正しく座れば、とても良いリハビリもしくは訓練になると思います。痛めないように安静にいることと、身体を甘やかすことの区別が非常に重要になってくると思います。
和式トイレでは、しゃがもうとすると便器の幅の分だけ足を開かないといけません。そして、つま先を外に開き、ヒザを内側に入れるようにしてしゃがむことになります。
この姿勢をとると、股関節を内側に絞るような形(内旋)になるので、股関節の内側のストレッチにもなり、普段日常生活では滅多に使わない部分を動かすことになります。
ヒザが痛いという人の体型でよく見られるのは、ヒザが外に開き、O脚になり、つま先が内側に向いて、ヒザの内側が痛いとおっしゃっる方が割合的に多いと思います。
まさに、痛いという人の反対の姿勢が、この和式トイレで実践できることになります。
しかし、一旦痛み出すと大抵の人は、無理をせずしゃがむことは一切しなくなっていきます。医療機関でもそう指導していきます。
確かに使わなければ、痛みは軽減しますが、動かし方が改善されないまま同じようにしゃがんでしまえば、また同じ痛みが出てきます。
ある程度痛みが慢性化し、固定化されてきた場合、安静と治療だけでなく、普段使えていない部分も治療と並行して使っていくことの重要性も感じた、この年始です。