寝相あるある

寝ているときの姿勢は無意識下なので、意識でコントロールはできませんが、その分無意識ゆえに自身の状態が明確に現れてきます。
それぞれ姿勢の傾向を紐解いていきましょう。

<仰向け>
仰向けで大の字で寝られるということは、体の力が抜け、リラックスできている証拠です。
ただ腰や背中に力が入っていれば、仰向けになったときに腰が反ってしまい、その結果仰向けがつらくなり、膝を立てて腰の反りを抑えて寝ているという人もいます。
まっすぐ足を伸ばしても寝られるというのがベストでしょう。
また仰向けでも、朝まで一度も寝返りせずじっとしている人は、体が固まってしまっていることも考えられます。
子供が寝ている間に縦横無尽に動き回っていることがよくありますが、寝返りすることは体が柔らかさを保つ上でも重要なことだと思います。

<うつ伏せ>
体が硬くなっているときは、体が縮こまり丸くなろうとするので、仰向けによって胸を開き、四肢をリラックスさせるような姿勢がつらくなります。
したがって、緊張が強いときほどうつ伏せを好む傾向が強いでしょう。

<横向き>
腰が痛くて横向きが楽という方もけっこういらっしゃいますが、よくあるケースは、下になっている側が硬くなるケースです。
例えば左を下にしていれば、右側の体重も左側にかかってくるので、左半身にこわばりが集中します。
その原因としてよくあるのが、夫婦で一緒に寝ていて、右側に相手が寝ているとします。
相手に背を向けて寝ると落ち着くので、いつも左側ばかりを下にして寝ているケースです。
またベッドの横に壁があり、いつも壁に向かって寝ると落ち着くので、いつも同じ方を向いているケースもあります。
これが毎日のことになると、体へのダメージは相当なものになります。実際、寝る位置を交代したり、ベッドの方向を逆にしただけで不調が改善したということもよくあります。

皆さんも一度自分自身の寝姿と睡眠環境を見直してみてください。

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