ぎっくり腰のメカニズムをよく観察しよう

ぎっくり腰が起きる時は、大抵前にかがんだ姿勢の時に発生します。
重いものを持ち上げた時、くしゃみをした時、歯磨きの前屈みの時など、どれも頭を前方に倒した時に起きます。体を真っ直ぐにしていて急に痛くなったというケースはあまり耳にしません。

原因となる姿勢はハッキリしているのに、いざ腰痛となると病院や接骨院では大抵腰しか診ないですよね。
私にとっては、それが不思議でなりません。

前にかがむということは、頭や顔が必ず前に突っ込みますよね。
その結果猫背になり、テコの原理が働いて、支点となる腰に負担がかかってきます。

ですから、腰は加害者ではなく被害者になっているケースが大半なので、腰に注射や手術をしてもなかなかスッキリ良くならないのは、そういったことが考えられるのです。

また、ぎっくり腰が起きる時は、体全体の緊張のトーンが増し、強張っています。
緊張というのは、まず最初に頭首肩が力み、重心が上がった状態になります。

重心が上がるということは、頭が重たくなるので、頬杖をついたり、肘をついたりして頭の重みを上体で支えようとします。
ぎっくり腰は、こういった姿勢の傾向がある時にも発生しやすくなります。

そして、まず最初に頭首肩が力むということは、自律神経をコントロールしている部分が脳幹にあるということも関連していると思われます。

いずれにせよ、腰の痛みを緩和させるためには、頭や首の緊張を緩め、体全体を柔らかくすること。そして、頭をきちんと真っ直ぐな位置に戻すことが、治療や予防には必須です。

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