残念ながら、必ず戻ってしまいます。

例えば、腰痛で悩む人がいるとします。その人の治療をいくら完ぺきに治せたとしても、自宅での姿勢がメチャクチャで日常生活が乱れていれば、その治療効果は半減どころか、消滅してしまいます。

また、ストレスで体の不調を訴える人の治療をして、固まった体を完ぺきに緩めたとしても、また会社や学校に行って、ストレスを感じてしまえば、緊張は復活し、治療効果も消えてしまいます。

そして、睡眠薬、安定剤を常用している人。睡眠薬を使うと、眠ったように感じるかもしれませんが、体は本質的には休まっていません。
寝たふり、寝た格好をしただけで、芯から体が休まったわけではありません。
したがって、薬を長期にわたって常用している人の体は、慢性的な疲労がどんどん蓄積されている状態で、緊張の仕方もカチカチというよりかは、ハイチュウのグミキャンディのようにぐにゃぐにゃしていて、スパッと緩むような感じではなくなっています。

厳しい言い方ですが、体が悪くなってしまった原因は、そもそも自分自身にあるわけです。
「治してもらう」という他人任せの姿勢では一向に治らないことは想像に難しくありません。

患者さんと施術者、どちらか一方の努力だけでは健康につながっていきません。
お互い信頼関係のもと、根本的な原因となっている障害を乗り越えられるように共同作業していく姿勢が、症状が重症化しているものほど重要になってきます。

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