いかに伸びざるをえない状況を作るか。

私が選手を指導する上で注意していることは、細かい技術指導やフォーム指導をして、事細かく管理し、手取り足取り指導していくというよりかは、いかに自然体で無理なく無駄なく伸びやかに成長していける状況を作るかに主眼をおいています。

治療においても同じで、患者さんの本来持っている力、治癒力を十分に発揮させる状態にいかに導くか。それが実現すれば、自ずと短期間で治っていくように思います。

現代医療の傾向を見ていると、いかに医療に依存させていくか、医者漬けにさせていくかに主眼をおいている医療機関が多いように思います。

またスポーツ現場においても、日頃から頭で考えてから体を動かそうとするやり方に習慣づけられてしまい、「イップス」の要因にもつながりかねません。

健康を獲得するためには、医療に依存するシステムを構築するのではなく、医療から卒業していくプログラムを提供していかなくてはなりません。

指導者や治療家は、成長や治癒をいかに引き出せるかが重要です。
選手や患者の自力を促し、自立させることに主眼をおいていないといけません。

しかし指導者や治療家はえてして教えたがる、触りたがる傾向があります。
自立を促すどころか、「私から離れないように」と依存させ、自分自身の存在価値を高めようとします。

しかしいくら他者が力添えをしても必ず限界がやってきます。それは本人の力が発揮されていない状況だからです。

いつまでも良くならないというのは、表面的な指導や治療ばかりをしているということに繋がってきます。

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