浅く座ることの弊害

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。老若男女を問わず、多くの方に当てはまることですが、椅子に座る時に浅く腰掛けて、背もたれにダラッともたれているケースが多く見受けられます。

このような姿勢になると、肛門よりも後ろに体重がかかることになり、骨盤が後ろに倒れ、でん部(お尻の筋肉)に体重がかかります。

でん部に体重がかかることで、でん部の筋肉に慢性的に力が入ります。
そしてでん部の力みは足全体の力みにつながります。股関節、膝、足首の関節の動きも強ばりやすくなり、関節の曲げ伸ばしがスムーズにいかなくなってきます。

そうなると必然的に、腰痛や股関節痛、ハムストリングスの肉離れ、膝関節痛やオスグッド、こむら返りにもなりやすくなります。
これらの障害は、いずれも足の突っ張り、力みが関係しています。

それで私が最近特に患者様に意識していただくことは、椅子に座る時にお尻を深く入れていただき、膝裏ギリギリまで座面がくるようにしてもらいます。

深く座ることで大腿の重みが座面で支えられるようになるので、足の力が抜けやすくなり、骨盤を立てやすくなります。

それが浅く座ってしまうと座面よりも足が下に下がるので、テコの原理が働き、その足の重みに対しバランスをとるために、骨盤が後傾せざるをえなくなり、腰や背中が丸まってしまい猫背につながります。

椅子に深く座ることができたら、あとは多少背もたれにもたれていただいても問題ありません。深く座ることで背もたれが体の近くになり、猫背になりにくくなります。

そういったことから考えても、座椅子や深く沈むようなソファーはあまりお薦めできません。
できれば、学校にある椅子のような座面と背もたれが直角に近いタイプのものがベストです。

初めのうちは、気づいたら浅く座っていて、また深く座り直すという繰り返しになると思いますが、次第に深く座ることの方が楽になってくると思います。
良い姿勢でいることが楽で、姿勢を崩すことの方がしんどくなってくると改善されてきた証です。

さあ、皆さんは今どっちの座り方になっているでしょうか?
気づいた時に自分が今どっちの座り方になっているのかをチェックしていただくことで、健康状態を把握することができます。一つの基準にしてみて下さい。

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