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- 甲子園一回戦、栃木代表作新学院に5-17で敗れました。
初出場でよく頑張った!という声がアルプススタンドからたくさんかけられたと思うのですが、残念ながら僕自身そういう感想には至りませんでした。
実況放送では、しきりに「ガッツポーズなどの感情表現はしません。浮ついてしまいますから」。
といった内容のことに触れられていましたが、果たしてそれが良かった事なのか僕にはわかりません。人生晴れることもあれば、曇ることもある。晴れの陽気で地表の水分が蒸発し、空に雲が発生し、雨が降る・・・。
人間の感情表現も、上がることもあれば下がることもある。その両方を体感させてあげることが本来の指導ではないかと私は思うのです。
試合を見ていましても、選手達の表情は冷静を装っていましたが、明らかに選手達は浮き足立ち、地に足が着いてない状態でした。
心の奥底の不安や緊張を押し殺しているからこそ、そういったプレーに現れてしまうのではないかと感じました。
「素直なままでいいんじゃないかな~」
「不安だったら不安そうな顔してもいいのにな」って率直に思ってしまいました(^^;)話は飛躍しますが、例えばプロ野球楽天イーグルスの田中マー君が、相手打者を打ち取ってガッツポーズや吠え叫んだりもします。
しかし、プレーや自己評価はいたって冷静沈着で、相手の事を卑下する言動は一切ありません。
自己分析はいたって冷静で、体の重心は下がっています。大事なのはそういうことなんじゃないのかなあって思ってしまいます。
感情表現することを恐れない。そして気持ちが上がってもまた元の状態に戻る。
上がったら下がる。下がったら、上がる。
そういう繰り返しの中で、自分というものをいかにコントロールするか。
それが上手くできているのが一流の証なのではないかと私は考えます。
今日の甲子園の試合には、沢山のOBが応援に駆けつけたと聞きました。
「甲子園には滅多に出れないから見に来ました」という人がほとんどだったと思うのですが、見に来た人たちが本当に感動する内容の試合ができたら、本当の意味で野球ファン・桜井ファンが増え、天理・智弁・郡山の一角に常に君臨できるようになるのではないかと思います。
四番、一年生横山君のような野球センス溢れる選手がスクスク育つようなチームになったら怖いチームになるのではないかと思います。
一卒業生、陰ながら応援しています\(^0^)/
- 甲子園一回戦、栃木代表作新学院に5-17で敗れました。