怒られたり、厳しく指導されたり、たまには理不尽なことを言われたり、一方的なことを言われたりすることってあると思いますし、自分が指導する立場で言うこともあると思うんですけど、逆に自主性を尊重してもらったり、自分の決断を尊重してもらったり、自己責任で行動を任されたり、敢えて見放されることもあると思うんです。
人と人との距離感って意外に大事で、いちいち一から十まで教えすぎてもダメですし、逆にほっとかれすぎ、離れすぎでもダメだと思うんです。
指導者や親が何でもかんでも口を挟んで教えすぎてしまったり、本人が考えて答えを出そうとしている前に、答えを言ってしまう傾向もよくあるパターンだと思います。
「時には厳しく、時には優しく」「アメとムチ」
そういったバランスが崩れてしまうと、選手と指導者の関係性や、親と子の関係性が崩れてしまうと思うんです。
だいたい上手くいかなくなる原因として、どちらかが強く依存しすぎていたり、逆に関わらなさすぎたり。
今は押すべきなのか引くべきなのかを客観的にみれることが大事だと思うんです。
バランスがとれてさえいれば、必然的に選手やチームは伸びる。いや、勝手に伸びていくものだと思います。
伸びないということは、どこかでバランス関係が破綻してしまっていることが考えられます。
私自身も、ケースバイケースでうまく調整できるようにしていきたいです。