健康的な人や組織とは

写真家 稲田美織さんは、真の調和についてこう語っています。
「ミツバチの巣を調べると、すごく頑張っているミツバチは全体の20%くらいしかいなくて、あとはのらりくらりしている。一番最後の20%はもう何もしていないみたいな(笑)。その一番働く20%を合理化して、一つの巣に集めて再編成したらどうなるかというと、やっぱり同じように怠け者が20%生まれて、20%だけがカツカツ働いているというのが実験でわかったといいます。私はその時に何を思ったかというと、その怠け者だと決めつけているのはたぶん人間なんだろうなと。例えばミツバチは人間には聞こえない超音波を出していて、怠け者と見られているミツバチがその巣を守っているのかもしれない。無駄なものってきっと無いんじゃないかと思うんです。」

とても印象的な内容でした。
例えば、教室の中にいじめっ子といじめられっ子がいたとして、どちらかを教室から排除してクラスを再編成しても、いずれまた同じ状況が繰り返されるのではないでしょうか。

先生はクラスを優等生だけで集めたら楽になると考えるかもしれません。また親は自分の子供を優等生だけのクラスに入れたがるかもしれません。

ただ、良いところだけ取ろうとしたり、悪いものを排除しようとしたりしても、必ずまた形は違えど、同じような不満や不都合は生じてくるものだと考えた方がむしろ自然なことではないでしょうか。

自分にとって都合のいい排除ではなく、違った考え方があってこそ全体の調和が保たれていると考えることで、健康的な人や組織が形成されるのではないでしょうか。

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