頭の重要性

極端な言い方ですが、手足はたとえ欠損しても生死には影響してきませんが、頭部や頸部の場合、頭の血管が切れると直接生死に影響してきますし、頸部の骨折が半身不随につながったりします。

それだけ頭部や頸部は、体全体に多大な影響を与える重要な部分ではあるものの、肩こりや腰痛などの四肢・体幹の異常に対しては、その部位だけを揉みほぐすだけで終わってしまいがちです。

私は、野球のデッドボールのような直接的な要因による打撲の場合は、もちろん患部を処置しますが、それ以外の体の痛み、すなわち姿勢の歪みや緊張、精神のストレスなど、自分自身の体のあり方が原因となって症状につながっていくものの場合は、それらの症状の発端となっている部分を探っていく必要があると思います。

それが、私の場合は、頭部や頸部にある緊張をどれだけリセットさせられるかがキーポイントだと思っています。

軽度なものは、表面的な治療でも十分完治しますが、深部にある根が深い複雑なものほど、的確に狙いを定め、細部まで処置することが、本質的な改善に結び付いていくものだと考えます。

関連記事

  1. 要注意! ノルディック・ウォーキング

  2. 中学生の重心が高い。

  3. 総合的な治療が必要。

  4. 壁開脚のススメ

  5. 重要な3ポイント

  6. スポーツの質と量

最近の記事

アーカイブ
PAGE TOP