けっこう「これは新しい治療法です!」的な宣伝広告をネットでも目にしますが、個人の意図をもって作られた治療法というのは、あまり長続きせず、一時のブームで終わることがとても多いように感じます。
私自身も感じることですが、「この治療の感覚は凄い!」とその日感じたことも、翌日になってみると、昨日の感動の三割減くらいになり、三日も経てば半減。一週間も経てば、「あの感動はどこにいった…」と思うほど、ほとんど消えています。
諸行無常という言葉があるように、全てのものは移り変わり、二度と同じものはないと言われるように、これが全ての答えだと言えるものもない気がします。
治療をしていても、昨日と同じやり方でやろうとするとうまくいきません。
その時その場の環境や空気感、患者さんの体の変化を的確に感じ取ることが最善であるように思います。