実録:ボキボキ、グリグリ系のマッサージがなぜ良くないのか。

私の恩師(50代)がとあるマッサージ店で、首辺りを強く揉まれボキボキされたところ、直後頭痛を発症、帰宅後悪化し、救急車で搬送され、そのまま4ヶ月入院し、生死をさまよい、奇跡的に助かったものの、今も後遺症に悩まされています。

たしかに、ボキボキグリグリ系の治療は、本人もやってもらった感があり、施術する側もやったぞ感はあると思います。

しかし、強い刺激をされる前には⇒体が自然と身構えてしまう⇒体が力む⇒筋肉が過度に収縮する⇒血管が圧迫される⇒筋肉が緊張した状態で強い力が加わる⇒血管にさらに圧力が加わる⇒血管が破れる、もしくは詰まる⇒それが脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞…
といっ具合に繋がってきます。

また、一度身についてしまった力みグセは、体に残り、緊張やこわばりやすい体になっていきます。

「強い緊張には強い刺激を」という「目には目を、歯には歯を」という武力行使、力技ではなく、いかに本人が自ら緩んでいくようこちらが仕向けていくかが重要だと、本当に痛感いたしました。

関連記事

  1. 柔らかい筋肉をつくる

  2. 中学生の重心が高い。

  3. まさにそう!

  4. 物事(練習)に対する取り組み方

  5. 肉離れについて

  6. 壁スクワット

最近の記事

アーカイブ
PAGE TOP