肉離れについて

陸上競技とラグビー、サッカーはもちろん競技そのものが違いますが、陸上競技ではよく肉離れを起こします。
反対にラグビーやサッカーでは、選手同士の接触によるケガや脚がつったりすることはありますが、試合中に肉離れが起きたという光景は私の知る限りあまりないように思います。

なぜ陸上競技では肉離れが多いのでしょうか。
その競技特性を比較してみると、陸上では決められた動きを繰り返しますが、サッカーやラグビーでは常に想定外な動きの繰り返しで、不意に起こる動作を連続して行っているように思います。
相手の動きやボールの不規則な動きにより、常にあらゆる方向に対応しなければいけません。

肉離れが起きる時は、いつもと違った動き方をして、いつも以上に筋肉を伸ばした時に起きることが多いです。
陸上をしながら走っている最中に横から飛んで来る障害物を避けなければならないとかではないので、常に決められた動きを繰り返しています。

しかも自分の頭の中で一度イメージした動きを再現しようとするので、動き方も想定外の動きには対応しにくい体になりがちで、その分筋肉の質も固くなりがちなのかもしれません。

肉離れを防ぐには、不意であり、想定外な動きを積極的に取り入れていく必要もあるように思います。

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