私がユニフォームを飾らない理由

「ウチにこんな選手、有名人が来てます!」的にアピールしている治療院や飲食店をよく見かけますよね。

もちろんそれを否定的はしませんし、それが宣伝文句になるのは間違いないと思うのですが、私は極力しないように心掛けています。といいますか、あまりそのことに興味がありません。

それには色々理由があるのですが、1つは、それを飾った時点で過去の栄光にすがってしまう自分がいること。

お客さんや患者さんにとっては、「わぁーすごい!」と言ってもらえるのは確かなのですが、その空間で日常的に働いている者にとっては、それらを日々24時間、目に入れるわけですよね。

時間は日々経過していき、自分自身はどんどん年を取っていく。なのに思い出だけはいつまでも存在している…

過去の出来事は良かったことも悪かったことも含めて、1日でも早く忘れた方がこれから先、いいことが現れてくるように思うのです。

あと、ユニフォームやサインという物は華やかな物ですよね。
でも私が日常的によく思うのは、華やかではない、地道な地味な作業の繰り返しが大部分だと思うのです。

しかし地道な作業というのは、結構生きていく上で下支えとなって自分を助けてくれることが多いように思います。
ですからできるだけ華やかな物にとらわれたくないと思ってしまいます。

あとは、私自身が老若男女を問わずあらゆるジャンルの患者さんに来ていただきたいと考えていることも影響していると思います。

何もスポーツ選手や有名人がターゲットなのではなく、さまざまな方々がターゲットなので、スポーツ選手のを飾るのなら、おじいちゃんおばあちゃんのも同列で飾りたいと思ってしまいます。

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