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- 人に話を聞いてもらいたいとき、何かを訴えたいときというのは、人は+(プラス)の状態にありますが、このとき、話相手は受け身的に-(マイナス)状態として話を聞いてあげるだけで相手は満足します。
これは+と-でうまくバランスをとれた状態になっています。反対に、話を聞いてもらいたい人に対し、覆い被せるように意見でねじ伏せようとしても、+と+になるので反発しか生まれません。
こういった場合、話がなかなか通じないからとお互いさらにヒートアップしますが、+と+がますます強まるだけで結果的にはお互いが疲弊し、そこには疲労感しか残りません。
今、アメリカとイランが緊張状態にありますが、お互いが攻めの気持ちで「目には目を歯には歯を」では結果的にはお互い疲労感しか残らないのです。
大事なのは、今相手がプラス状態なのか、マイナス状態なのかを冷静に察知することです。
相手がマイナス状態であれば、意見やアドバイスを求めているので、積極的にいってもいいのです。
「聞く気がないのに話したってムダ」とはよく言われますが、それと一緒だと思います。国同士も人間同士も、今相手がどんな状態なのかを的確に察知し、押し引き、攻守ができないと事が円滑に運ばないのではないでしょうか。
- 人に話を聞いてもらいたいとき、何かを訴えたいときというのは、人は+(プラス)の状態にありますが、このとき、話相手は受け身的に-(マイナス)状態として話を聞いてあげるだけで相手は満足します。
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