エンジンの空吹かし

肩コリ、力みや強張りなどを訴える患者さんを治療していますと、あたかも体の中にあるエンジンが、「ウォーーーン」とうなる、行き場のない緊張感を体から感じます。

ゼンマイで動くチョロQが、壁にぶつかってモーターがうなっているようのにも似ています。

そういった症状には、まずはエンジンが鎮まるように導かなくてはいけません。
緊張を解くために、神経や血流や呼吸をコントロールしている脳幹がある、頭部、頸部を中心に緩めていきます。

そうすると、徐々に力が抜けていき、空吹かしの状態が収まっていきます。
すると、肩こりなどの緊張や強張りが由来する痛みが緩和されていきます。

症状を抑え込む治療ではなく、どういった状態が体の中で起きているのか、よく観察していくことが重要に感じます。

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