なぜまた元に戻ってしまうのか・・・。

最近よくマッサージ店や接骨院などの、慰安目的の揉み屋さんを街角で見かけますが、そういったところに通われている方のほとんどが、改善しない症状に半ば諦めを感じてらっしゃいます。

「やってもらったその時は楽になるんだけど・・・」という言葉を本当によく耳にします。

しかし、なぜ揉むだけでは本質的に改善しないのでしょうか。

体の緊張や偏り、歪みといったものは、症状がひどいものほど、体の奥深くに居座っています。

ですから、体を表面的に揉みほぐしても、そういった奥の緊張には届かないことが多いようです。

かといって、強い力でボキボキやっても、やられた感はあるのですが、体が強い力に抵抗しようとする力みが生まれるようで、体に追突事故を起こしたときのような、ムチ打ちのような症状が出ている事がことがよくあります。

私がやっている施術方法を言葉で表現するのは難しいのですが、私の手のひらを患者さんの悪い部分に当てると、磁石同士が反発し合うような感覚があります。

それが緩んでくると、反発する力が薄まってきます。

その時の感覚のイメージですが、「ぜんまいを巻いたチョロQ(治ろうとする力。治癒力)が勢いよく走り出したものの、壁に衝突して動けなくなっているような状態」が、痛みが起きている時の状態に似ています。

それを施術をしていくことによって、その患者さん自身が治る方向にまた走り出せるように、障壁を取り除いてあげる事だと思います。(チョロQの勢いには個人差がありますが)

突発的で急性の打撲や骨折などは、他に原因が存在していることが多いですが、慢性的なもののほとんどは、患者さんの中のチョロQが行き止まりになって、もがいている状態だと思います。

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