症例報告《パーキンソン病》

高齢の男性の方。2、3年前からパーキンソン病にかかり、最近になって、右目が開かなくなってきて、右首筋のコリを訴えておられました。

総合病院にて、MRI、CT、心電図、血管造影検査等行いましたが、とくに異常が無いとのことで、当院に四月末からお越しになられました。

現在までで計5回の治療を行ってきましたが、目の閉じ具合はほぼ解消され、右端に落ち込んでいた黒眼が自由に動くようになり、パーキンソン病独特の歩行障害(前かがみになってチョコチョコと小幅で歩く)等は、ほぼ解消されました。

特に歩行時に、頭が前に落ち、前につんのめるような姿勢が改善され、治療後にはいつも頭がまっすぐに近く伸びるようになってきました。
そうなってきたことで、自然と目線が上がり、胸を起こせるようになり、結果的に大股で足先がしっかりと上がるようになってきました。

まだ今の段階では、周りのご家族の方には、改善度合いが確認できているものの、ご本人さんにはまだ明確な認識がないので、変化の度合いを実感できるようどう導いていくかがこれからの課題になってくると思います。

また経過を報告させていただきます。

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