最近急激に暑くなり、暑さに慣れていないところに、一日中のクーラーにも慣れていないので、暑さと寒さの両方に体がついていけなくなり、「冷えのぼせ」の症状が出ている患者さんが特に多くいらっしゃいます。
下半身は冷えてむくんだり、足がつったりしやすくなり、上半身は熱がこもり、首肩などにコリや突っ張りを感じることが多くなります。
まるでドレッシングをほったらかしにした時のように、上半身と下半身が上下で分離しているように冷えと熱が分離してしまっています。
健康な状態ですと、ドレッシングがシェイクされ、混ざり合った時のように循環しているのですが、体が滞ることで分離してしまいます。
分離された状態で特に目を引くのが、横隔膜の緊張です。
横隔膜は肋骨下部に膜状にあるのですが、その動きが悪くなると腹式呼吸ができなくなり、呼吸が浅くなり、肩で息をするような状態になり、内臓の働きも悪くなり、必然的に首や肩のこわばりがきつくなってしまいます。
その状態でいくら首や肩をマッサージでほぐしても効果は一時的なものになってしまいます。
効果を持続させるためには横隔膜の緊張を解かないといけません。
横隔膜の緊張を解く施術は当院に実際お越しいただかなくてはいけませんが、ご自身で気を付けていただかなくてはいけないのは、冷たい物を摂り過ぎたり、甘い物を摂り過ぎたりすると胃腸の働きにも影響を与え、横隔膜の動きが鈍ってしまうので注意が必要です。
不思議なのは、首や肩が痛くて、足がむくんで夜中につることもあるとおっしゃる患者さんの横隔膜を緩めるだけで、患部は一切触っていないのに体の緊張感が解けだして、「なんか体全体が循環しだしたわ」「体の力が抜けてきた」「肩がほぐれてきた」とおっしゃられて症状が一気に緩和します。
ぜひとも一度体験なさって下さい。
別世界へとお連れしますw