鼻炎と痛みの意外な関係

体のどこかに痛みがある時は、必ず体がこわばっています。

 

力が抜けてフニャフニャなのに、痛いという人には私は出会ったことがありません。

 

必ず緊張、コリ、こわばりが痛みと直結しています。

 

さて、慢性鼻炎のように一年中鼻が詰まっていて口呼吸になり、朝起きたら口の中がカラカラになっているような人は、力みやすく、緊張がうまく抜けないタイプの人です。

 

緊張が抜けないから鼻が詰まるのか、鼻が詰まっているから緊張が抜けないのか、「卵が先か鶏が先か」は人によって様々だと思いますが、お互いがリンクし合っているのは間違いないようです。

 

鼻が詰まると呼吸も浅くなり、肩で息をするようになり、首や肩に力が入ってしまいます。

例えばスポーツで力をグッと入れる瞬間にも息を止めがちで、その時に痛みが出るという人も多くみられます。

 

そういった人の横隔膜や腸腰筋、腹横筋はカチカチになっていて、深部から緩めてあげることでお腹がゴロゴロと音を立てて動き出し、内臓の働きが活発化してきます。

 

そうすると徐々に呼吸も深くなっていき、胸郭(肋骨)が拡がり出し、自然と鼻呼吸になり、体のこわばりと共に痛みが緩和してきます。

 

体をリセットする施術と共に腹式呼吸のエクササイズや動作時に息を吐くなど、息が止まらないよう工夫することも重要かと思います。

関連記事

  1. 下田丈選手のカラダ

  2. 究極は「寝たら治る」

  3. 何事もバランスが大事。

  4. アタマとココロのズレ

  5. トレーニング論

  6. 足がつる

最近の記事

アーカイブ
PAGE TOP