パラリンピックを拝見して。

パラリンピックを観て、何か今ひとつオリンピックのように盛り上がりに欠けるのはどうしてかとずっと考えていました。

健常者の視点からすると、障害者は「可哀想な人達」「支援してあげないといけない人達」といったどこか健常者が立場が上で、障害者が立場が下という見方が根底に潜んではいないでしょうか。

だから、パラリンピックの競技を観ていても、競技結果そのものより、辛いのに頑張っている人達という同情に似た感情の方が先行して、競技そのものの魅力が薄れてしまっているように感じます。

この新聞記事(読売新聞 2016年9月16日付)で紹介されているサーカス団は、障害者なのに頑張っているという内容ではなく、健常者も障害者も同じ土俵の上に立ち、観客から評価されています。
そうなった時に初めて、障害者の人達の自立を促し、本当の意味での平等という意識が生まれる気がします。

パラリンピックでの獲得したメダル数に対し、オリンピックと同様にシビアで辛辣なコメントが自然と出てくるようになって初めて、パラリンピックの魅力が伝わっていくように思います。

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